紹介したい企業スローガン5選

「企業スローガン(経営スローガン)が必要な理由」でも述べたように、企業スローガンは短い言葉で企業イメージを伝えるキャッチフレーズです。

野球で見ると、阪神タイガースのスローガンは

「挑む Tigers Change」
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

広島カープは

「カ舞吼!−Kabuku−」
カ舞吼(かぶく)とは、「カープ」らしく「舞」い、「吼」えながら戦っていくという意味だそうです。

このように短い言葉で目的をイメージさせるのがスローガンです。

業界トップの企業スローガンを5つ教えてください

気になる業界のごとのトップ企業のスローガンを見ていきましょう。

鉄鋼業界の1位は、新日鐵住金株式会社です。2012年に新日本製鉄と住友金属が統合してできた会社です。2016年度の売上は49,074億円と2位のJFEホールディングス株式会社との売上差は14,757億円です。

そのスローガンは、「総合力世界NO1の鉄鋼メーカーへ」。

世界最高の具術力とものづくりの力で世界一の鉄関連企業になり、社会貢献することを目的にしています。

自動車業界の1位は、トヨタ自動車です。売上高は284,031憶円で2位の日産とは2倍以上の差をつけています。販売台数、売上高ともに世界1位です。

スローガンは「THE WORLD IS ONE」

世界一を目指すです。
また、販売店ごとにもスローガンがあります。
トヨタ店「フロンティアへ 人を、地域を、もっと笑顔に」
トヨペット店「クルマと、つぎの楽しみを。 TOYOPET」
トヨタカローラ店「うれしいこと 全力で。あなたの街のカローラ店」
ネッツ店「Netz Another story」

それぞれの思いはあるものの車を通じて楽しみを提案する姿勢は同じです。

化粧品業界の1位は、資生堂です。2016年度の売上高は、7.630億円。2位は花王で6,076億円です。

スローガンは「一瞬も 一生も 美しく」

「美しく生きたい」という世界中の人々の願いに誠実に応えるために、当社がさらに徹底したお客さま志向の企業をめざすことを広く社会に宣言するメッセージとしてつくられたようです。

携帯電話業界の1位はNTTドコモです。2016年度の売上高は45,270憶円。2位はKDDIで35,032億円と続きます。

スローガンは「いつか、あたりまえになることを。」です。

今、目の前に見えている「あたりまえ」の世界は、
実は、全然あたりまえではなく、
小さな奇跡の積み重ねなのかもしれない。
無数に枝分かれした未来から、選ばれた今がある

電話1本で人生が変わったり、奇跡が起きたりする。そんなことの役に立ちたいという思いのようです。

通販業界の1位は、アスクルです。売上高は3,150憶円。2位は大塚商会で2,554億円です。

スローガンは「Diversity for Vitality(ダイバーシティ・フォー・バイタリティ)」

新たなイノベーションの源泉は社員一人ひとりの自由でオープンな「意志」にあるという「ASKUL WAY」の考え方に基づき、多様な価値観を受け入れ、互いに学び合う自由闊達なコミュニケーションを尊重し、一人ひとりが自分らしい貢献を楽しめる環境を創造していくことを目指しています。

社内に向けて、働きやすい職場環境を目指して改善を続けていくことを宣言しています。

なぜスローガンを作るのでしょうか?

スローガンをつくる理由は、
・何のためにこの事業をしているのか。
・社会にどのように貢献するのか。
・誰に伝えるのか。
など、社員間の意識を統一するだけでなく、社会に対して自社の取組をアピールするためです。

ですから、まず、社員にスルーガンを浸透させなければいけません。そのためには自社の「理念」「ビジョン」「ミッション」を理解させる必要があります。

朝礼や会議、コンパなど社員が集まるようなときに唱和して、グループ長がスローガンの意味を語るなど、機会があるごとに触れるようにする。壁などにスローガンを掲げ目に触れるようにするなど工夫が必要です。何もしなければ、スローガンは社員に浸透しません。

社会に対しては、WEBサイトやSNS、マスメディアを使うことです。それ以外でも、パンフレットや封筒、ポスターなど情報発信物にスローガンを入れておくと徐々に浸透していきます。

印象に残るスローガンとは?

まずは覚えやすいことです。スローガンを見た社員がその意味を数秒で理解できるようであれば、浸透させやすくなります。また、社会的な認識も上がりやすくなります。

次に、要点が含まれていることです。何をどうしたいか、そして、それによりもたらされるメリットはなにかを連想させることができることです。

誰もが知っているであろうスローガンを紹介します。

コスモ石油  ココロも満タンに
カルピス   カラダにピース
ロッテ    お口の恋人
日立     Inspire the Next
アフラック  「生きる」を創る
小林製薬  あったらいいな をカタチにする
ファミマ   あなたと、コンビに、ファミリーマート
サントリーフォールディングス  水と生きる SUNTORY
キリン  おいしさを笑顔に
味の素  あしたのもと
ニトリ   お、ねだん以上。ニトリ

どれも一度は聞いたことがある、あるいは、よく知っているというものばかりです。
印象に残るスローガンは、企業のイメージもよくなります。

まとめ

企業スローガンは短い言葉で企業イメージを伝えるキャッチフレーズです。その目的は、社員のモチベーションを上げるためとどのように考えている企業なのかを社旗的に認知してもらうためのものです。
ここに上げた企業スローガンは、コマーシャルやインターネットを通じて宣伝されていることもあり、なじみがあります。
中小企業の場合でも、スローガンを作り社員に浸透させるだけでも、指揮は上がり、しいては売上アップに繋がっていきます。