経営戦略は企業に必要ですか?

はじめに

自社の内部環境(人材、財務状況、営業力、設備など)と外部環境(市場動向や社会状況など)を把握して強み・弱みなども分析した上で、経営理念の実現のために達成していくべき目標を立て、そのための道筋を描くことが経営戦略の策定です。

経営戦略とは、経営理念で示す自社の理想と現状とのギャップを埋めていくシナリオです。

右肩上がりの経済成長は遠い過去のものとなり、企業間競争はますます激しくなり、さらに顧客のニーズも多様化し、はやりすたりの変化も激しくなっています。

中小企業においては、大企業を頂点とする下請け分業構造が崩れ、特に厳しい経営環境です。こうした環境のもとで競争優位を確保し続けるには、生き残りをかけた経営戦略が必要です。

経営戦略は、全社戦略・事業戦略・機能戦略・その他の戦略の4つに大別されます。ここでは、経営戦略の必要性や策定の手順について紹介します。

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経営ビジョンがある会社とない会社の違いは?

経営ビジョンとは何ですか?

「経営理念」が哲学的な内実を伴うとすれば、「経営ビジョン」は、企業が目指す将来像を視覚化したイメージです。

経営理念や経営ビジョンは「経営戦略」の前提となり、経営理念や経営ビジョンを通じて経営スタンスを明確にすることが、成長過程で組織の求心力を保つために役立ちます。

登山を例にとると、どの山に登るかを決めることが「ビジネス・ドメイン」の選定です。自分たちがどの分野で企業活動を行うのかを決めるのです。そして、目指す山の頂上から見える景色が「経営ビジョン」です。「こんな景色を見るために頑張ろう」と意識を一つにし、みんなで山の頂上を目指して登っていくのです。

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経営者の条件に必要なもの

経営者の条件に必要なものは何でしょうか?

そもそも経営者って何でしょうか?
ウィキペディアによると「組織の経営について責任を持つ者のこと」とあります。禅問答のようですが、経営に責任を持つ者とはなんでしょうか?これらのことが解ると経営者の条件とはどのようなものなのか理解できると思います。

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三方よしの考えを経営に活かす

三方よしとは、“売り手よし”“買い手よし”“世間よし”の3つのよしの精神のことです。
売り手と買い手が共に満足して、さらに社会貢献もできることが、よい商売のありかたであるという近江商人の心得です。
ここでいう社会貢献は見返りを求めず、人知れず行うことをよしとしており、三方よしの心得は、社会との関わりを重視するソーシャルマーケティングの視点を含んでいることが特徴的で、時代を超えて受け継がれています。

『京セラフィロソフィー』稲盛和夫著のなかでも「よい仕事をしていくためには自分だけのことを考えて判断するのではなく周りの人のことを考え、思いやりに満ちた『利他の心』にたって判断すべきです。」「利他の心とは、自分も生き、相手も生かす つまり、地球にある生きとし生けるものすべてのものが一緒に生きていけるようにすることです。」
と、利他の心を判断基準にするように説かれています。

企業が社会の一員として、多様な価値観を理解して、社会の期待に応え、社会から必要とされる企業であり続けるために、どのように行動していけばよいかを考えるとき、三方よしの精神が土台でなければなりません。

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